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桜の季節が巡っても~追憶~
第59章 決断と独占の果て1(再編中)
「あ、自分で…」
-出来るから。
ボタンのひとつに手をかけられて、泉夏は焦ってしまう。
コートを着せてもらっただけでも気恥ずかし過ぎたのに、それ以上の事をしてもらうなんて。
しかし秀王は、その手を止めない。
戸惑うばかりの泉夏を置き去りに、更に次のボタンを嵌めながら、彼は口元を緩めた。
「泉夏が一年生の時の話なんだけど」
「一年生?」
「うん。冬休みの直前かな、駐車場に向かってた帰り際、泉夏が俺を呼び止めた時があったんだけど」
-覚えてる?
視線はボタンに注がれたまま、尋ねられる。
数少ない彼との大学での出来事は忘れるはずもなく-『その時の事』も昨日のように、鮮明に脳裏に甦る。
「…先生がシロの病院に行こうと急いでいたのに私、引き止めてしまって」
翳った瞳を即座に発見されて、苦笑いされる。
「前にも言ったけど、本当にその時はなんでもなかったよ。泉夏がいつまでも気に病む必要は少しもない。大丈夫なのを知っていたから『勉強を教えて欲しい』って泉夏の願いを聞いたんだ」
思いも寄らない方向に話が進みそうになり、今度は秀王が慌てる番だった。
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