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桜の季節が巡っても~追憶~
第12章 朝帰りの出来事3
なあ-車を走らせる龍貴の横顔が、口を開いた。
車窓から外を流れる景色を眺めていた泉夏は、右隣りの彼を見た。
「男のとこに泊まってただろ?」
お見通しの、最高に意地の悪い、笑い。
「一瞬でも帰って来た事実を作る為に朝帰りして、またずっと男のとこにいる計画だろ」
泉夏の顔が羞恥に激しく染まる。
「涼がうるさいからだろうけど。帰って来たところで、厭味言われて怒られるのは結局同じなんだから、ずっと男のとこにいりゃいいじゃん」
それこそ俺みたいに、一週間とかさ-龍貴は肩を揺らした。
「…捜索願出される」
泉夏の呟きに、龍貴は更に身体全体を動かして爆笑する。
「冗談じゃなく、マジでしそうだから怖いよな」
「マジだって」
「お前も苦労するね」
「…ある意味慣れてたりもする。そんな自分が怖かったりもする」
車窓から外を流れる景色を眺めていた泉夏は、右隣りの彼を見た。
「男のとこに泊まってただろ?」
お見通しの、最高に意地の悪い、笑い。
「一瞬でも帰って来た事実を作る為に朝帰りして、またずっと男のとこにいる計画だろ」
泉夏の顔が羞恥に激しく染まる。
「涼がうるさいからだろうけど。帰って来たところで、厭味言われて怒られるのは結局同じなんだから、ずっと男のとこにいりゃいいじゃん」
それこそ俺みたいに、一週間とかさ-龍貴は肩を揺らした。
「…捜索願出される」
泉夏の呟きに、龍貴は更に身体全体を動かして爆笑する。
「冗談じゃなく、マジでしそうだから怖いよな」
「マジだって」
「お前も苦労するね」
「…ある意味慣れてたりもする。そんな自分が怖かったりもする」

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