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桜の季節が巡っても~追憶~
第12章 朝帰りの出来事3
泉夏の告白に、龍貴は笑いが止まらない。
「ちょっと!事故るから、ちゃんと前見て、前!」
はらはらした泉夏が嗜める程、ツボにはまってしまったらしい。
愉快そうな龍貴を横目に、泉夏は溜め息を漏らす。
ひとしきり笑い、ようやく収まったのは、信号で車を停止させた時だった。
「他人事(ひとごと)だと思ってさ」
恨めしく、軽く睨めば、
「だって、他人事だし」
あっさり、かわされる。
全然優しくないので、もう一言何か言ってやろうとしたら、
「ねえ、有栖川先生と別れたの?」
突然その名を出され、泉夏は驚く。
「えっ…なんでそんな事…?」
「いや、男のとこに泊まったんなら、先生とはもう終わったのかなって。早い気もするけど」
「えっ?」
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