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桜の季節が巡っても~追憶~
第15章 デート前の波乱3
「もうちょっと早くに呼んでくれれば、こんなにしなかったのに-」
微笑みながら、秀王の指は彼女の中を再び味わう。
「…最初は、気付かなかったから。先生が、私に何を言って欲しいのか」
窓に背中を押し当て、彼に抱き付き、快楽を流してやりながら、泉夏は言った。
「遠回しじゃなく、はっきり言ってくれれば良かったのに」
呟けば、秀王は笑った-ちゃんと、言ってたよ、と。
『龍貴を好きでいていい。龍貴を呼んでもいい。だけど、一番に好きは俺で。龍を呼ぶなら俺も呼んで、泉夏-』
「一度呼んでさえくれれば、すぐに止めようと思ってた。だけど、そうじゃなかったから、つい…ごめんね、泉夏」
秀王は謝った。
「折角、可愛く支度をしてきてくれたのに。服装も、髪も、綺麗にしてきてくれのに。分かっていたのに、結局、こんな風にしてしまって-」
身に着けていた物全てを剥ぎ取られ。
緩く、巻いてきた髪は、今は面影もなく乱れ。
丁寧に施されていた化粧は、汗で落ち。
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