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桜の季節が巡っても~追憶~
第16章 三年目のデート1
ほんの二ヶ月前までは。
逢いたい-それが全てだった。
逢えたら-それで十分だった。
その指先に触れる事さえ叶わなかったのに。
それが一度、自分のものだと認識してしまえば、こうも変わってしまうのか。
我ながら、呆れてしまう。
嗤ってしまう。
これでは、彼女に逢えた喜びよりも。
これでは、彼女とどこかへ出掛ける高揚感よりも。
まるで、ただ、彼女の身体が目的のように。
そう思われても仕方のない事を。
軽蔑されても当然の事を。
どちらも自覚している。
『ずっとずっと、楽しみにしていた』
本当に?
本当に。
逢いたい-それが全てだった。
逢えたら-それで十分だった。
その指先に触れる事さえ叶わなかったのに。
それが一度、自分のものだと認識してしまえば、こうも変わってしまうのか。
我ながら、呆れてしまう。
嗤ってしまう。
これでは、彼女に逢えた喜びよりも。
これでは、彼女とどこかへ出掛ける高揚感よりも。
まるで、ただ、彼女の身体が目的のように。
そう思われても仕方のない事を。
軽蔑されても当然の事を。
どちらも自覚している。
『ずっとずっと、楽しみにしていた』
本当に?
本当に。

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