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桜の季節が巡っても~追憶~
第16章 三年目のデート1
もう、その姿を見た瞬間から。
どきどきして。
ときめいて。
本当に。
絶対に。
今日は特別楽しい日になるだろうと、確信した。
なのに-。
手を繋いだ隣りの彼女を、そっと、見る。
朝早く自宅に帰り、支度をし、またホテルに戻って来てくれた。
その完璧な格好のまま、すぐにこの手を引いて部屋を出れば良かったのに。
今はまた、すっかりほぼ元通り、綺麗な彼女だけれど。
視線に気付いた彼女と、ばっちり目が合った。
問うような眼差しを返される。
「いや-」
なんでもない-そう、言おうとして、言葉を呑み込む。
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