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桜の季節が巡っても~追憶~
第16章 三年目のデート1
「泉夏があんまり可愛くて、見惚れてた」
強ち嘘でもない事を、伝える。
「えっ…!」
即座に赤く染まる、泉夏の頬。
上手に喋れない。
舌がちゃんと、回ってくれない。
「か、可愛いって…っ」
「いつだって可愛いって思うけど。今日は特別、可愛い」
秀王は微かに笑い、絡んだ指に少しだけ、力を籠めた。
『私も、思ってた。私も今日、先生とどこかに行けるを、楽しみにしてた。とっても楽しみに』
嬉しい事を言ってくれた。
なのに。