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桜の季節が巡っても~追憶~
第1章 先生には秘密1(第30章からお読み下さい)
「またお客さんに大量に貰ったから、お裾分け」
相変わらず色を纏った笑みと共に、彼はその箱を差し出した。
「…ありがと」
なんかいつもいつも貰ってるな-申し訳ないと思いつつも、手は遠慮くなく伸びてしまう。
箱に貼られたお店のシールを見、顔が即座に輝く。
「三丁目のアンジェリカのケーキ!嬉しい!」
泉夏(せんか)の異様な程のテンションの高さに、彼は苦笑する。
「お袋とまるっきり同じ反応」
「だって。ここのケーキ、滅茶苦茶美味しいんだよ。すぐに売り切れちゃう商品もあって。こないだ、雑誌にも載ってたから、増々お店混雑するようになっちゃたかも…」
そんな人気店のケーキを苦労して並ばずに、しかも、この重さは-結構、箱に入ってるとみた。
家族三人で分けたって、今日明日以上の物がありそうで、泉夏は想像しただけで幸せな気分に包まれる。
「そんなに喜んでくれるとあげた甲斐がある。ってか、食ってくれなきゃ、捨てるしかない」
「おじちゃんも龍(りゅう)も甘い物食べないもんね。勿体ない、こんなに美味しい物を」
相変わらず色を纏った笑みと共に、彼はその箱を差し出した。
「…ありがと」
なんかいつもいつも貰ってるな-申し訳ないと思いつつも、手は遠慮くなく伸びてしまう。
箱に貼られたお店のシールを見、顔が即座に輝く。
「三丁目のアンジェリカのケーキ!嬉しい!」
泉夏(せんか)の異様な程のテンションの高さに、彼は苦笑する。
「お袋とまるっきり同じ反応」
「だって。ここのケーキ、滅茶苦茶美味しいんだよ。すぐに売り切れちゃう商品もあって。こないだ、雑誌にも載ってたから、増々お店混雑するようになっちゃたかも…」
そんな人気店のケーキを苦労して並ばずに、しかも、この重さは-結構、箱に入ってるとみた。
家族三人で分けたって、今日明日以上の物がありそうで、泉夏は想像しただけで幸せな気分に包まれる。
「そんなに喜んでくれるとあげた甲斐がある。ってか、食ってくれなきゃ、捨てるしかない」
「おじちゃんも龍(りゅう)も甘い物食べないもんね。勿体ない、こんなに美味しい物を」

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