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桜の季節が巡っても~追憶~
第17章 三年目のデート2
上映時間、十五分前。
映画館のスクリーン後方の席に、並んで座ってすぐ。
「夜ご飯は、本当に食べなくて大丈夫?」
隣りの彼に、心配そうに訊かれた。
二時間超の上映が終了すると、今夜は夕飯を一緒に食べる時間は残念ながら、ない。
今日は、なんとしても門限の八時までに帰宅しないといけない。
全ては、明日の為だ。
明日は、一緒にいれる最後の日。
また暫く、お別れだ。
明日一日がどうなるかは、今日にかかってる。
兄の機嫌をとっておかなければならない。
今朝の事をきっとまた、くどくど文句を言われるだろうけれど、それも我慢だ。
明日の為に大人しく、反省している自分を演じなければならない。
「お昼食べたの遅かったし。久々に塊(かたまり)のお肉を食べたから、私は暫くお腹は空かなそうかな。…先生は、平気?」
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