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桜の季節が巡っても~追憶~
第19章 日曜日の朝2
昨日の二の舞いはごめんだ。
今日を一日過ごしたら、また暫くは離れ離れなのだ。
時間を無駄にしたくない。
楽しい時間だけを過ごしたい。
「俺に妬く必要なんてどこにあんの?お前は先生のものなのに?」
愉快そうに、龍貴は彼女を見る。
「…簡単には説明出来ない色々が、色々あるのよ」
言って、泉夏は彼に謝らなければならない事があったのを、思い出す。
やっぱり、伝えておかないと、いけないよね…。
「あのさ、龍-」
改まった口調で恐る恐る開口する泉夏に、龍貴は聞く前から、いい話ではない事を悟る。
「楽しくない話はいらない」
「…そんな事言わないで」
しかし、なんだかんだ言っても、最後には彼女の意見は通してくれる。
女の頼みや願いは無視出来ない彼らしい。
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