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桜の季節が巡っても~追憶~
第22章 三年目のデート5
初めは泉夏の為すがまま、ただ手を繋がれ、歩き出した秀王だったが、ふと思い当たり、彼女に声を掛ける。
「泉夏」
名前を呼ばれ、泉夏は視線を半分、彼に向けた。
「もう、平気なの?」
躊躇いがちに、訊かれる。
泉夏は小さく、頷く。
「本当に?」
疑い深い瞳を寄越される。
泣いては泣き止み-散々、繰り返しているから、無理もないけれど。
「…先生が、これ以上、私を可愛いって褒めなければね」
自分自身が放った言葉に縛られる。
泉夏の両頬が、瞬時に熱を帯びる。
泉夏の言葉に固まった秀王だったが、やがて静かに口を開いた。
「…だって。本当に可愛いから。本当に、可愛いって思うから」
-だから、口にする。
-だから、口にしてしまう。
「泉夏」
名前を呼ばれ、泉夏は視線を半分、彼に向けた。
「もう、平気なの?」
躊躇いがちに、訊かれる。
泉夏は小さく、頷く。
「本当に?」
疑い深い瞳を寄越される。
泣いては泣き止み-散々、繰り返しているから、無理もないけれど。
「…先生が、これ以上、私を可愛いって褒めなければね」
自分自身が放った言葉に縛られる。
泉夏の両頬が、瞬時に熱を帯びる。
泉夏の言葉に固まった秀王だったが、やがて静かに口を開いた。
「…だって。本当に可愛いから。本当に、可愛いって思うから」
-だから、口にする。
-だから、口にしてしまう。

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