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桜の季節が巡っても~追憶~
第22章 三年目のデート5
「それはだめな事だった…?」
もの凄く憂いた面持ちをされ、泉夏は怯む。
「だ、だめって言うか…っ」
もう。
ずるい。
その大好きな顔で、そんな表情(かお)をしないで。
そんな表情(かお)をされたら、まるで私が悪者みたいじゃないの。
私がお願いしてるのに。
私がもう泣きたくないから。
私が嬉し泣きをしたくないから。
だめだって、そう、言ってるの-…。
「…先生は、なんでそんなにいつも私を喜ばせられるの?」
消え入りそうな声音で呟けば、秀王は、その目を細めた。
「俺が?」
「そう」
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