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桜の季節が巡っても~追憶~
第22章 三年目のデート5
「行きたい場所も、食べたいものも。ふたりで相談すればいい。私は、そっちの方が断然、嬉しいけど?なんの悪い事もしていないのに。なんで先生はさっきから、謝ってばかり?過去に縛られて、引け目や負い目を感じる必要なんてないって、言ったよね?私、昔の事は、例えどうあれ、もういいの。今日が、最高に幸せだから、そんな事、どうでもいいの」
「幸せ…?」
「当たり前じゃない。大好きな先生と手を繋いで歩いてる。それだけで私にはもう、十分過ぎるくらいだよ。…今は泣いちゃったから、あれだけど。この三日間、先生の目には私、幸せそうには映っていなかった?」
泉夏は急に不安を覚える。
喜び方が足りなかったのかな。
だから彼はこんなに信じてくれない?
私の、せい-?
彼の瞳に縋るけど、言い淀んでいるようで、口は噤んだまま-欲しい答えは貰えない。
心配が、過る-…。
「…泉夏の目に、俺は、どう映ってた?」
俯いてしまった泉夏の頭上に、秀王の声が降り注いだ。
「幸せ…?」
「当たり前じゃない。大好きな先生と手を繋いで歩いてる。それだけで私にはもう、十分過ぎるくらいだよ。…今は泣いちゃったから、あれだけど。この三日間、先生の目には私、幸せそうには映っていなかった?」
泉夏は急に不安を覚える。
喜び方が足りなかったのかな。
だから彼はこんなに信じてくれない?
私の、せい-?
彼の瞳に縋るけど、言い淀んでいるようで、口は噤んだまま-欲しい答えは貰えない。
心配が、過る-…。
「…泉夏の目に、俺は、どう映ってた?」
俯いてしまった泉夏の頭上に、秀王の声が降り注いだ。

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