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桜の季節が巡っても~追憶~
第22章 三年目のデート5
「毎日くれるメールが、楽しみ。電話で声を聞けるのが、嬉しい。この間の春から、二カ月ぶりのデートは、先生に逢えるずっとずっと前から楽しみで楽しみで、仕方なかった。あと何日寝たら逢えるかなって、毎日指折り数えてた。私の好きな所に行って、好きなものを一緒に食べようって言ってくれて。もの凄く嬉しかったんだけど、もの凄く悩ましかった。だって、どの場所も、どのお店も、殆ど先生とは行った事がなかったから。だから、全部行きたい。色んなものを沢山、先生と一緒に食べたい。…なんて欲張ってたら、あんなに待ち通しかったデートの日が、決められない内に来ちゃった。…だから結局、今日はどうしよう、これからどうしようって、いちいち考えなくちゃならなくて。折角の貴重な時間をちょっとずつ、無駄にしちゃってる。…ごめんね、先生」
泉夏が微笑み、見れば、秀王は小さく首を振り、否定する。
「…謝られるような事なんて何も。それを言うなら、俺の方こそ、泉夏を喜ばせるような場所や店を上手に見付けて、連れて行ってあげられればいいんだけど」
-そういう、格好いい彼氏じゃなくて、申し訳ないなって。
またしても謝られ、泉夏は薄く、笑う。
泉夏が微笑み、見れば、秀王は小さく首を振り、否定する。
「…謝られるような事なんて何も。それを言うなら、俺の方こそ、泉夏を喜ばせるような場所や店を上手に見付けて、連れて行ってあげられればいいんだけど」
-そういう、格好いい彼氏じゃなくて、申し訳ないなって。
またしても謝られ、泉夏は薄く、笑う。

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