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桜の季節が巡っても~追憶~
第22章 三年目のデート5
「私に逢えて、凄く、嬉しそうだった。私と色んな所でデートして、もの凄く楽しそうだった。私と手を繋いで歩けて、凄く凄く、幸せそうに見えた」
-勘違いじゃなければ、だけど。
最後に遠慮がちに足し、泉夏はすぐに視線を外した。
心臓は、ばくばくしてる。
勘違いじゃなければいいな。
自惚れなんかじゃなければいいな。
そうじゃなければ、いいな-…。
波打つ胸を、どうにか落ち着かせようと、右手を添えた時。
「全部正解だ」
優しく、合格を告げる、声。
泉夏が秀王を向けば、彼にしては珍しく、恥ずかしさを含んでいるようにも見える顔で、一笑した。
「泉夏に逢えて。泉夏と過ごせて。三日なんて短過ぎる日々だけれど。それはもう俺は、世界一の幸せ者だと思ってるよ」
「…!」
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