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桜の季節が巡っても~追憶~
第23章 誕生日の贈り物1
たったひとつ。
絶対に手放したくない彼女の手を引き寄せて、秀王はその名を呼んだ。
「泉夏が二番目に欲しいものを、俺に教えて」
「えっ…」
予想もしない質問を投げ掛けられ、泉夏は絶句してしまう。
「泉夏が一番に欲しいものは、もうとっくに泉夏にあげていた。なら、次は?その次に泉夏が欲しいものって、何?俺はそれを泉夏に、誕生日の記念として贈ってあげたい」
「でも-」
戸惑い。
それでも、なかなか『うん』と言わない泉夏をどうやって説得しようかと、秀王は思いを巡らせ始める。
「泉夏と付き合い始めて、初めて迎える誕生日だ。…残念ながら、その日、俺は泉夏の隣りにいてやる事は出来ないけれど。それは本当に、ごめんね」
彼の淋しそうな笑みに、泉夏は何度も何度も首を振る。
そんな泉夏の優しさに胸は増々痛み出し、秀王は彼女の頭を躊躇いがちに撫でる。
絶対に手放したくない彼女の手を引き寄せて、秀王はその名を呼んだ。
「泉夏が二番目に欲しいものを、俺に教えて」
「えっ…」
予想もしない質問を投げ掛けられ、泉夏は絶句してしまう。
「泉夏が一番に欲しいものは、もうとっくに泉夏にあげていた。なら、次は?その次に泉夏が欲しいものって、何?俺はそれを泉夏に、誕生日の記念として贈ってあげたい」
「でも-」
戸惑い。
それでも、なかなか『うん』と言わない泉夏をどうやって説得しようかと、秀王は思いを巡らせ始める。
「泉夏と付き合い始めて、初めて迎える誕生日だ。…残念ながら、その日、俺は泉夏の隣りにいてやる事は出来ないけれど。それは本当に、ごめんね」
彼の淋しそうな笑みに、泉夏は何度も何度も首を振る。
そんな泉夏の優しさに胸は増々痛み出し、秀王は彼女の頭を躊躇いがちに撫でる。

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