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桜の季節が巡っても~追憶~
第23章 誕生日の贈り物1
切なくて。
愛しくて。
嬉しくて。
負の感情ではなく-幸福で。
こんなにも胸が痛むだなんて。
こんなにも心地良く痛むだなんて。
血を流さない痛みというものが、この世に存在するなんて。
彼女に出逢わなければ、自分は一生知らなかった。
彼女とは運命だったと。
彼女とは出逢うべくして出逢ったのだと。
やっぱり、思わずにはいられない。
そう、信じても、いい-?
「…泉夏」
どんなものもいらない。
全部と引き換えでいい。