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桜の季節が巡っても~追憶~
第25章 出発前の甘い夜1
自分をこんなにまでして。
彼女の全てを自分のものとしない限り、このそそり勃つものは到底鎮められない。
「せんせ…やさしく」
-お願いだから。
もうちょっとでいいから、優しく、して。
色めいた視線で乞われるが-無理だった。
「泉夏が悪い」
責任転嫁するように、秀王は彼女の中に出入りしながら囁く。
「そんな顔で…そんな声で…もうずっと、俺を惑わせておいて-」
泉夏の膣内を抉るように、彼は腰を回した。
途端。
泉夏の背は大きく浮いた。
「ああ…っ!」
彼の背中に、鋭く爪が立ってしまう。
「そんなに乱れまくった、淫らな姿で誘っていながら…優しく?」
彼女にと言うよりも、自問し、秀王は微かな笑いを口元に張り付けた。
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