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桜の季節が巡っても~追憶~
第25章 出発前の甘い夜1
「私も大好き。先生…秀が」
泉夏が何気に漏らしたひとことに、秀王は言葉を失う。
数秒後。
秀王はやっと我に返り、微かな笑いを張り付けながら、泉夏の頬に触れた。
「泉夏はいつも突然だ-」
-いつもいきなりで、自分を驚かす。
嬉しさに目を細め、最愛の彼女の頬を優しく、撫でる。
「もう一度言って、泉夏-」
-もう一度、自分を呼んで。
「…秀」
「泉夏」
「秀-」
何度でも、呼んで-。
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