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桜の季節が巡っても~追憶~
第25章 出発前の甘い夜1
秀王は堪らなく幸せな思いに満たされ、そっと、泉夏に口付けた。
泉夏も瞳を閉じ、彼を受け入れる。
「泉夏」
「先生-」
名前を呼び合い、何度も交わす、キス。
甘美な、ふたりだけの時間。
「泉夏。好き?俺の事-」
「好きに決まってる。先生は?」
-私の事、好き?
遠慮がちに問うたその唇に、彼が重なる。
「大好きに決まってる」
啄むようなキスの後(あと)、秀王は微笑んだ。
泉夏の顔は焼けように熱くなる。
恥ずかしさにはにかみながらも、泉夏は口を開いた。
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