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桜の季節が巡っても~追憶~
第26章 出発前の甘い夜2
泉夏をきつく掻き抱き。
その耳元に、秀王は乱れた息と共に囁いた。
「泉夏…もっと?泉夏…まだ欲しい?」
-俺が、欲しい?
問われ。
快楽に溺れる女の眼差しで、泉夏は秀王を掴まえた。
泉夏は自分を抱き締める彼の身体を、少々強引に背面へ押した。
片腕で支えてみたものの、いきなりの事に対処出来ない秀王の身体は難なく、ベッドの上へと仰向けになった。
跨ぐように、自分の上にいる泉夏を、秀王は言葉なく見上げた。
欲しいよ-泉夏は身体を彼へ密着させ、口付けた。
「もっと欲しいよ、先生」
キスを終えた泉夏の濡れた唇が告げた。
「先生も…もっと?先生も…まだ欲しい?」
-私を、欲しい?
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