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桜の季節が巡っても~追憶~
第26章 出発前の甘い夜2
訊かれ。
秀王は刹那の迷いもなく、即答した。
「もっと、まだまだ欲しいに決まってる、泉夏-」
まるでその答えを待っていたかのように。
泉夏は婉然と微笑み、倒していた上半身を起こした。
あげるよ、先生-秀王の上で、泉夏の腰が僅かに揺れた。
「私をもっともっとあげる-」
緩やかだったのは最初のうち。
彼に与え。
彼を求める腰つきは、やがて激しく変化する。
きつく双眸を閉じ、零れる喘ぎを堪えていたが、そんな努力は無駄だった。
「あっ…あっ…」
彼が自分の中を蠢く動きに同調し、泉夏の色を帯びた声が上がる。
あまりの快感に痺れるが-更に貪欲に彼女は腰を動かす。
彼に与えたい-本来の目的よりも、早くも自らの快楽に溺れ始めてしまっていた。
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