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桜の季節が巡っても~追憶~
第6章 濃蜜な再会2
夢中になって読んでいくうちに、眉が次第に中央に寄ってゆく。
これはどうなってしまうの-凄く気になるところで、次のページ。
急いで次を捲ろうとし、突如、視界を遮られた。
なに?-思うより早く、唇を攫われた。
初めは軽くちょっと触れる程度。
だが、生温かなものが差し入れられた辺りから、それは一変する。
口腔内の至る場所を味わうように這う、舌。
夕飯を食べ終え、このホテルに着いてすぐにも何度かした。
けれど、それらとは比べものにならないほどの濃厚さ。
二カ月以上振りの激しい攻めに、あっと言う間に悩ましい声が出てしまう。
彼女のその声は、彼をいつでも最高に昂ぶらせる。
「あ…んっ」
自らのそれに彼の舌が絡み付き、全身が熱く滾(たぎ)ってゆく。
口付けだけで、身体の中心は早くも溶けてしまいそうだった。
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