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桜の季節が巡っても~追憶~
第27章 ふたりとも好き1
何をしていても、意識はすぐに右の薬指にいってしまう。
緑色に輝く指輪をじっと見れば、知らず顔が綻んでしまうのは仕方なかった。
やっと両想いになれて。
ようやく彼氏と彼女の関係になれて。
初めての貰ったプレゼントだった。
ひとめ見てその可愛いデザインに心奪われていたのは、紛れもない事実。
けれど。
少なくとも大学生の自分にとっては、目を見張る程の金額だった。
なのに躊躇するどころかそれは嬉しそうな表情で、迷う事なく自分にと買ってくれた。
申し訳なさと、嬉しさに-会計が済むまで、どんな顔をしていればいいのか分からなかった。
ちょっと離れた場所で俯き加減に待っていれば、目の前に何かが差し出された。
慌てて顔を上げれば、白い小さな紙袋を彼がこちらに向けていた。
いつもの大好きな笑顔が、自分を促すように頷いた。
自然、手が伸びた。
赤いリボンで綺麗にラッピングされた-誕生日にはまだ少し早い、お祝いの贈り物。
感激して泣かずにはいられなかったけど、その場はどうにか我慢した。
緑色に輝く指輪をじっと見れば、知らず顔が綻んでしまうのは仕方なかった。
やっと両想いになれて。
ようやく彼氏と彼女の関係になれて。
初めての貰ったプレゼントだった。
ひとめ見てその可愛いデザインに心奪われていたのは、紛れもない事実。
けれど。
少なくとも大学生の自分にとっては、目を見張る程の金額だった。
なのに躊躇するどころかそれは嬉しそうな表情で、迷う事なく自分にと買ってくれた。
申し訳なさと、嬉しさに-会計が済むまで、どんな顔をしていればいいのか分からなかった。
ちょっと離れた場所で俯き加減に待っていれば、目の前に何かが差し出された。
慌てて顔を上げれば、白い小さな紙袋を彼がこちらに向けていた。
いつもの大好きな笑顔が、自分を促すように頷いた。
自然、手が伸びた。
赤いリボンで綺麗にラッピングされた-誕生日にはまだ少し早い、お祝いの贈り物。
感激して泣かずにはいられなかったけど、その場はどうにか我慢した。

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