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桜の季節が巡っても~追憶~
第27章 ふたりとも好き1
我慢するけど。
我慢出来るけど。
具体的に声に出せば、一抹の淋しさがどうしても頭を過る。
夏。
秋。
冬。
みっつ季節を超えないとまた、逢えない-。
「冬かあ、またもうちょっと先だね。…あ。でも来年の春頃からは、ずっと日本にいてくれるんだよね?」
「うん。その予定」
「ならさ。来年帰って来てくれたら、今度有栖川先生に会わせてよ」
麻衣の申し出に、泉夏は笑って頷いた。
「勿論。先生に言っとく」
「やったあ。今からすっごい楽しみ~」
麻衣は上機嫌で、オムライスを頬張った。
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