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桜の季節が巡っても~追憶~
第27章 ふたりとも好き1
そう。
冬までを乗り切れば、また彼は帰って来てくれる。
そして次の季節には。
桜の咲く季節からは。
もうどこにも行かないで、ずっと側にいてくれるようになる。
その日を今からずっと、指折り数えてる-。
どうにか気持ちを持ち直し、泉夏はパンの包みを開けた。
「で?この週末はどんなデートしたの?久し振りの再開で、さぞかしラブラブな時間を過ごしてきたんでしょうね」
麻衣のからかいに、泉夏は照れてしまう。
「どんなって…普通だよ。映画観て、水族館とか美術館…ご飯食べに行って」
「ふ~ん?しかしいまいち想像つかないんだよねえ、あの有栖川先生とのデートなんて」
「そう?」
「セクハラがどうの、超うるさかったあの有栖川先生だよ。泉夏とふたり、どんなデートするのかすっごい気になる。歩いててちょっと肩が触れただけで『済まない』とか言って、凄い勢いで離れて行きそう」
その場面を想像して、麻衣は吹き出した。
冬までを乗り切れば、また彼は帰って来てくれる。
そして次の季節には。
桜の咲く季節からは。
もうどこにも行かないで、ずっと側にいてくれるようになる。
その日を今からずっと、指折り数えてる-。
どうにか気持ちを持ち直し、泉夏はパンの包みを開けた。
「で?この週末はどんなデートしたの?久し振りの再開で、さぞかしラブラブな時間を過ごしてきたんでしょうね」
麻衣のからかいに、泉夏は照れてしまう。
「どんなって…普通だよ。映画観て、水族館とか美術館…ご飯食べに行って」
「ふ~ん?しかしいまいち想像つかないんだよねえ、あの有栖川先生とのデートなんて」
「そう?」
「セクハラがどうの、超うるさかったあの有栖川先生だよ。泉夏とふたり、どんなデートするのかすっごい気になる。歩いててちょっと肩が触れただけで『済まない』とか言って、凄い勢いで離れて行きそう」
その場面を想像して、麻衣は吹き出した。

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