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桜の季節が巡っても~追憶~
第28章 ふたりとも好き2
自宅近くのコンビニ。
スティックのりとプリンを手にレジに並ぼうとしたところ、足が止まった。
「あ…」
漏らした小さな呟きに、先にレジで会計を済ませようとしていた彼がゆっくりとこちらを見た。
視線が合えば、口角を上げられた。
「夜遊びの帰り?」
「…違うし。家で勉強してて、必要なものがあったから買いに来たの」
「涼はどこだ?」
からかわれ。
泉夏は面白くなさそうに言い捨てる。
「私ひとり。涼お兄ちゃんは、会社の飲み会でまだ帰って来てない」
「どうりで姿が見えない訳だ。あのシスコンが夜の九時に、妹をひとりでコンビニ行かせないよなあ」
龍貴は店内にもかかわらず、大きく喉を鳴らした。
それから泉夏に、持っていた商品をレジのカウンターにやるよう顎で指示した。
なんの考えもなしに、泉夏は買おうとしていた商品を素直にカウンターに置く。
スティックのりとプリンを手にレジに並ぼうとしたところ、足が止まった。
「あ…」
漏らした小さな呟きに、先にレジで会計を済ませようとしていた彼がゆっくりとこちらを見た。
視線が合えば、口角を上げられた。
「夜遊びの帰り?」
「…違うし。家で勉強してて、必要なものがあったから買いに来たの」
「涼はどこだ?」
からかわれ。
泉夏は面白くなさそうに言い捨てる。
「私ひとり。涼お兄ちゃんは、会社の飲み会でまだ帰って来てない」
「どうりで姿が見えない訳だ。あのシスコンが夜の九時に、妹をひとりでコンビニ行かせないよなあ」
龍貴は店内にもかかわらず、大きく喉を鳴らした。
それから泉夏に、持っていた商品をレジのカウンターにやるよう顎で指示した。
なんの考えもなしに、泉夏は買おうとしていた商品を素直にカウンターに置く。

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