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桜の季節が巡っても~追憶~
第28章 ふたりとも好き2
「心配してくれてんの?」
「…そりゃ、そうだよ」
-いつもそう言ってるじゃん。
小声で呟けば、龍貴の表情は更に愉快そうに歪んだ。
「高一から毎日一箱欠かさない割に、毎年健康診断は異常なしなんだよなあ」
そういう問題?-泉夏は軽い眩暈を覚える。
思い返せは、さっきもセブンスターを買っていた記憶が甦る。
泉夏は溜め息を吐き、無駄と知りつつも一応尋ねる。
「禁煙はどうなったの?」
泉夏の問いに、龍貴は悪びれなく笑った。
「明日から?」
「…訊く度に明日からじゃん」
「そんな苛めんなよ。明後日から頑張るからさ」
-約束は出来ないけど。
鋭い泉夏の突っ込みに龍貴は爆笑し、アウディの助手席のドアを開けた。
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