この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
桜の季節が巡っても~追憶~
第28章 ふたりとも好き2
「からかわないでっ。龍が変な事言うから…!」
「だから言ったろ。先生だってその辺の男となんにも変わんないって。…ってか、俺より実は変態なんじゃないか」
「違いますっ。秀は…!」
-龍と一緒にしないでっ。
続けようとして、泉夏は慌てて口を噤む。
しまった-思ったが、当然ばっちり聞こえた後だった。
彼にしては珍しく、驚きが明らかに表情に出ていた。
龍貴は暫し固まっていたが、やがてのいつもの調子を取り戻し、冷やかしが口をつく。
「ふ~ん?いつの間にか、名前で呼び合う仲になったんだ?」
意地悪な龍貴の微笑に、泉夏はすぐに返せない。
なんて言ったらいいのか-それとも言わない方がいいのか。
脳内で逡巡するけれど、答えは導き出せない。
いつもは未だにほぼ『先生』なのに。
なのに何故今に限って、こんな事を口走ってしまったのだろう。
無意識-としか言いようがなかった。
「だから言ったろ。先生だってその辺の男となんにも変わんないって。…ってか、俺より実は変態なんじゃないか」
「違いますっ。秀は…!」
-龍と一緒にしないでっ。
続けようとして、泉夏は慌てて口を噤む。
しまった-思ったが、当然ばっちり聞こえた後だった。
彼にしては珍しく、驚きが明らかに表情に出ていた。
龍貴は暫し固まっていたが、やがてのいつもの調子を取り戻し、冷やかしが口をつく。
「ふ~ん?いつの間にか、名前で呼び合う仲になったんだ?」
意地悪な龍貴の微笑に、泉夏はすぐに返せない。
なんて言ったらいいのか-それとも言わない方がいいのか。
脳内で逡巡するけれど、答えは導き出せない。
いつもは未だにほぼ『先生』なのに。
なのに何故今に限って、こんな事を口走ってしまったのだろう。
無意識-としか言いようがなかった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


