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桜の季節が巡っても~追憶~
第28章 ふたりとも好き2
こんな質問がまだ続いたらどうしよう-密かに窮地に立たされていた泉夏は、一気に緊張が緩む。
安堵していれば、龍貴が訊いてくる。
「先生帰ったの?」
「あ…うん。四日前?」
「次いつ帰ってくんの?」
「冬…かな?」
「また暫く遠恋なら、最後の夜はさぞ盛り上がっただろうな」
「えっ?」
「でも絢子さんが信じて…ってか、何を信じるのか未だによく分かんないけど…まあ、とにかくシスコンの兄貴を宥めてまで送り出してくれたんだから、それを裏切るような行為はまさかしなかっただろうけど?」
-特に真面目な先生は絶対に。
知ってて探ってくる龍貴の目に、泉夏は顔から火を吹きそうだった。
「お前も馬鹿正直に答えてくんなよ」
羞恥に染まる泉夏に、龍貴は爆笑した。
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