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桜の季節が巡っても~追憶~
第28章 ふたりとも好き2
増々自己嫌悪に陥る泉夏に、龍貴が言葉を放った。
「あの日俺がホテルで先生に言った事、覚えてるか?『本当に欲しいものだったら、どんな事をしても手に入れる。他人(ひと)のものだろうが、奪ってでも手に入れる。だってそれ程までに大事で大切なものなら、自分のものにしないと絶対後悔するに決まってる。欲しいものがすぐ側にあるのに、指を咥えたままだなんて?』」
「…うん」
確かにそういう類の事は言っていた気がする。
思い出したらしい泉夏に、龍貴は先を続ける。
「『裏切るとか裏切られるとか、そんなものはどうでもいい。欲しければ欲しがればいい。例えそれが誰かを傷つける事になっても。欲しいものは欲しい。それだけだ』」
「…うん」
泉夏が再度首を振ると、龍貴は意味深に笑った。
「あの時は俺に負い目を感じて、自分のほんとの気持ちを押し殺そうとしている先生を、たきつける為に言ったんだけど。ではあれは俺の本心だよ。欲しいものはどんな事をしてでも手に入れる。今までだってそうしてきたし、これからだって俺はそうする」
「…うん?」
いまいち彼が何を言いたいのかが掴めずに、泉夏の返事は曖昧なものとなる。
「あの日俺がホテルで先生に言った事、覚えてるか?『本当に欲しいものだったら、どんな事をしても手に入れる。他人(ひと)のものだろうが、奪ってでも手に入れる。だってそれ程までに大事で大切なものなら、自分のものにしないと絶対後悔するに決まってる。欲しいものがすぐ側にあるのに、指を咥えたままだなんて?』」
「…うん」
確かにそういう類の事は言っていた気がする。
思い出したらしい泉夏に、龍貴は先を続ける。
「『裏切るとか裏切られるとか、そんなものはどうでもいい。欲しければ欲しがればいい。例えそれが誰かを傷つける事になっても。欲しいものは欲しい。それだけだ』」
「…うん」
泉夏が再度首を振ると、龍貴は意味深に笑った。
「あの時は俺に負い目を感じて、自分のほんとの気持ちを押し殺そうとしている先生を、たきつける為に言ったんだけど。ではあれは俺の本心だよ。欲しいものはどんな事をしてでも手に入れる。今までだってそうしてきたし、これからだって俺はそうする」
「…うん?」
いまいち彼が何を言いたいのかが掴めずに、泉夏の返事は曖昧なものとなる。

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