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桜の季節が巡っても~追憶~
第35章 濃蜜な再会2(再編済)
そして、彼女が何かを発するより早く、その唇を乱暴に奪った。
身体中の血液が沸騰しそう。
痛みを伴うそれは勿論問題外だが、優しさが根底にある荒々しさは興奮状態を極限まで高める。
口腔内を蠢くそれに激しく愛撫されながら、愛されている実感が積み重なってゆく。
ずっと、ずっと、逢いたかった。
ずっと、ずっと、こうして欲しかった。
初めて過ごしたあの春の夜から、また逢える日をどんなに心持ちにしていたか。
今日のこの日を、どんなに-。
散々貪られた後《のち》離れる、唇。
縋るような瞳で、泉夏は秀王を見上げた。
彼女のそれを受け、秀王は穏やかに微笑んだ。
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