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桜の季節が巡っても~追憶~
第42章 デート前の波乱1(再編済)
扉をノックすれば、待ち構えていたかのようにドアが開《あ》いた。
いつもと変わらぬ整った微笑みで迎えられ、部屋に足を踏み入れれば、昨日図書館で借りた本がベッドの上に無造作に置かれていた。
「さっき、全部読み終えた。とても面白かったよ」
振り返れば、質問を見越されて返事をされた。
眼鏡はかけていなかった。
でもきっとかけて読んでいたに違いないから-読了してからある程度の時間が経っているのだろう。
「…早過ぎだよ、先生」
ベッドに腰掛け、本を手に取りながら、泉夏は小さな息を吐《つ》く。
「ちょっと急ぎ気味に読んだからかな」
微かに笑い。
秀王は泉夏の隣りに座った。
彼が本来持っている才能故だとは思うが-それに加え、やはり自分がホテルに戻る時間が遅かったのだろう。
その時間を利用して、全て読んだしまった-そんなところか。
でも、それにしたって。
いつもと変わらぬ整った微笑みで迎えられ、部屋に足を踏み入れれば、昨日図書館で借りた本がベッドの上に無造作に置かれていた。
「さっき、全部読み終えた。とても面白かったよ」
振り返れば、質問を見越されて返事をされた。
眼鏡はかけていなかった。
でもきっとかけて読んでいたに違いないから-読了してからある程度の時間が経っているのだろう。
「…早過ぎだよ、先生」
ベッドに腰掛け、本を手に取りながら、泉夏は小さな息を吐《つ》く。
「ちょっと急ぎ気味に読んだからかな」
微かに笑い。
秀王は泉夏の隣りに座った。
彼が本来持っている才能故だとは思うが-それに加え、やはり自分がホテルに戻る時間が遅かったのだろう。
その時間を利用して、全て読んだしまった-そんなところか。
でも、それにしたって。

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