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桜の季節が巡っても~追憶~
第44章 デート前の波乱3(再編済)
みっともないのは重々承知の感情から。
彼女をこんな風に扱えるのは自分だけだと安心したくて。
彼女に分からせてやりたくて。
つくづく愚かだとは思うけど、抑えられなかった。
精を放てばそれで満足のようなやり方で彼女を抱くのも、本来の自分ならしない。
それは絶対違うと断言出来るのに。
ベッドの上でなく、最初からこんなところで立ったまま。
素肌を重ねて愛し合いたいのに、服を脱がせも脱ぎもせず、互いに必要最低限の部分を露出させただけで性急に繋がった。
『ただしたいだけ』なのではと、誤解されてしまうかもしれないやり方。
『どこかへ出掛けたい』と言っておきがら、結局それを覆すような事をしてる。
軽蔑されてもおかしくない。
自分のものだと早急に再認識したかっただけ。
その匂いに-その香りの持ち主に、負けたくないなんて一瞬でも思ってしまった。
最愛の彼女が自らの貫くもので、乱れまくる姿。
最愛の彼女が自分だけに見せる淫らな顔。
最愛の彼女が自分だけに聞かせる、艶のある啼き声。
いつでも逢えぬ距離にいるだけに、逢えた時には思いが一気に爆発する。
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