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桜の季節が巡っても~追憶~
第44章 デート前の波乱3(再編済)
「あっ、やっ、きもちい…」
無理だって、ほんとに思ってる。
なのに、たったひとことが言えないどころか、真逆のそれを漏らしてしまう。
こんなに辛い。
こんなに楽になりたい。
倒れてしまいそう。
なのに。
なんで。
もう絶対離してもらえない。
もう絶対に離れられないのに。
「いい…すごく」
-とっても。
羞恥は置き去りに、認めてしまう。
一度味わってしまった蜜の味は、忘れられない。
好きなひととの交わりは、身も心も最高に満たされる。
泣きたいくらいの切なさを耐え抜けば、どうなるか-身体が、その果てを覚えてる。
泉夏のか細い呟きを受け、秀王は背中から彼女を抱き締めた。
「せんか-」
荒い息を吐きながら、愛しいひとの名を呼ぶ。
「気持ちいいの?」
「ん…」
「もっと?」
「ん…もっと」
-して。
彼の低い囁きと、乱れた呼吸を耳朶に感じながら、泉夏は掠れた声で肯定した。
打ち込まれる硬い猛りを貪るように臀部を押し返してやりながら、後ろを振り向く。
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