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桜の季節が巡っても~追憶~
第46章 三年目のデート2(再編済)
上映時間、十五分前。
映画館のスクリーン後方の席に、並んで座ってすぐ。
「夜ご飯は、本当に食べなくて大丈夫?」
心配そうに尋ねられ、泉夏は隣りの彼に微笑んだ。
「お昼に久し振りにお肉の塊《かたまり》を食べたし、お茶した時にケーキも食べちゃったから、私は暫くお腹は空かなそうだけど…先生は、平気?」
二時間超の上映が終了すると、それから夕飯を一緒に食べる時間の余裕は、残念ながらない。
一緒にいられる最後の日をどう過ごせるかは、今日に全てかかっていた。
兄の機嫌を損なわない為に、なんとしても門限までに帰宅しないといけない。
必然的に何かを食べるなら映画の前しかなかったのだが-夕方の早い時間からは空腹を感じる事は流石に出来ず。
結局カフェからそのまま、映画館に足を運んでいた。
今朝の事をきっとまた、くどくど文句を言われるだろうけれど、それも我慢してみせる。
ひとり決意を新たにした泉夏に、秀王は笑って頷いた。
映画館のスクリーン後方の席に、並んで座ってすぐ。
「夜ご飯は、本当に食べなくて大丈夫?」
心配そうに尋ねられ、泉夏は隣りの彼に微笑んだ。
「お昼に久し振りにお肉の塊《かたまり》を食べたし、お茶した時にケーキも食べちゃったから、私は暫くお腹は空かなそうだけど…先生は、平気?」
二時間超の上映が終了すると、それから夕飯を一緒に食べる時間の余裕は、残念ながらない。
一緒にいられる最後の日をどう過ごせるかは、今日に全てかかっていた。
兄の機嫌を損なわない為に、なんとしても門限までに帰宅しないといけない。
必然的に何かを食べるなら映画の前しかなかったのだが-夕方の早い時間からは空腹を感じる事は流石に出来ず。
結局カフェからそのまま、映画館に足を運んでいた。
今朝の事をきっとまた、くどくど文句を言われるだろうけれど、それも我慢してみせる。
ひとり決意を新たにした泉夏に、秀王は笑って頷いた。

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