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桜の季節が巡っても~追憶~
第49章 三年目のデート3(再編済)
息を切らし、待ち合わせのスタバに飛び込む。
店内をぐるっと見回せば、奥のソファ席に深く腰掛け、読書に耽る彼を発見した。
大学で教鞭をとっていた時。
読書をする時。
限定で拝める、その姿。
比べるのもおこがましいけど、女の自分よりも遥かに綺麗なその顔。
眼鏡を掛けると、それが百万倍増しで更にかっこ良く見える-いや、実際最高にかっこいい。
入り口に立ち止まり、暫しその横顔に見惚れてしまう。
何回見たって見飽きない。
何回見たって溜め息が出る。
何回見たって好きになってしまう。
こんなに素敵なひとと、本当に待ち合わせしてるんだっけ?
間違いじゃないよね?
一歩。
また、一歩。
読書の邪魔をしないように、そっと、近付いてゆく。
話しかけていいものかどうか迷っていれば、顔は見開いた小説に向けられたまま、彼に先に声をかけられた。
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