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服従願望~あなたのワンコにしてください
第5章 デート

隣の席には若いカップルが座っていた。あたしが座る側には男性が座っている。 壁付けのベンチシートは遮るものはなく、隣までは一人分くらいの距離しかない。カップルは会話に夢中で、隣を気にする様子は全くなかったけれど、もし気づかれたら…あたしは緊張に体が震え、動けないでいた。その人は、あたしを見つめたまま、早く、というように顎をしゃくる。仕方なくあたしは、できるだけ脚がテーブルの下に隠れるよう、椅子に浅く座り直してから、スカートをたくし上げた。そして手を腿の上に置き、少しでも下半身が隠れるように縮こまる。

