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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第2章 後編
『ただいま〜〜〜!
時人ぉ、ごめんね〜〜』
あたしはバタバタと慌てて自宅マンションに戻った。



シーン……と静かだ。


『あら?
ああ、夕輝くんのトコに遊びに行ってるのね。
お夕飯の準備しよっと♪』

変装用衣類は、
自分の洋服タンスの一番奥に仕舞う。



手を洗い、
エプロンを付けていると「ただいまぁ」
と時人が帰って来た。



『おかえり!
ごめんね時人ー。
お昼食べたわね?』


「うん!
お寿司美味しかったよ〜。
ねぇママ、お祖父ちゃん大丈夫?」



あ、そっか。
父のお見舞いって言ってたんだっけ。


『うん、風邪を拗らせただけだったわよ』


「お土産は?」


『……あ〜……
ごめんねぇ、ママ慌ててたから忘れちゃった。
今度は絶対買ってくるからね』


「ちぇー。
青ぶどうパイ好きなのにな〜」


『はいはい、
じゃあ代わりにこれでもいい?
〔青リンゴのパイ〕』
あたしは冷蔵庫からパイを取り出した。
実家の名産菓子に似たものをストックしてある。

「えっ♪
うわぁ、やったー」
時人は甘い物が大好きだ。

『ちゃんと手を洗うのよ』

「はーい。
あのさー、今日の臨時休校って爆破予告だったんだって!
夕輝が言ってて、ニュース見たら学校映ってたよ。怖いね」

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