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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第1章 前編
あたしは自分の朝食(昨日の残りもの)を食べると、リビングの自分用PCで〔スウィート・ティーン〕のホームページを検索した。




時人が学校指定のバッグを背負い、
「行ってきまーす」とドタドタ走る。


あたしは『はいはーい、
気をつけて行くのよ〜?』と立ち上がり玄関から時人を見送った。

ちょうど隣の奥様がご主人を見送っていたので『おはようございますー』と愛想よく頭を下げた。

私立学園には、
バス通学がある。


徒歩・自転車でも構わないのだけど、
万が一時人が絡まれたりしたら心配だ。
バスならば乗車している女子たちが限られてるから、全員を把握してる。



今のところ、
バスに乗車してる女子からアプローチはない。



『読モ一覧………
―――あったわ』
あたしはPCを叩き、
読者モデル紹介コーナーを見る。





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