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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第2章 後編
時人は「あー、タケその攻撃ずるいー!」
「あははは、5連打得意技だもんっ♪」と男子と楽しげにゲームに熱中している。



「あー。
そうだ。
乃愛ちゃんさぁ、昨日借りてた本返さなきゃね」
時人が顔を上げて編み込みボブの女子に話しかけた。


あたしはキッチンで片付けをするフリをして盗み聞く。


「もう読んだんだ〜。
どうだった?」
のあ、と呼ばれたボブ娘はパアッと顔を輝かせる。


「めっちゃ面白かった!!
ライオウとペギンの戦いのとこ、とくにハマった〜」

「3巻からも持ってるよ?」

「え、ウソいま?
貸して♪♪」


「うん!」


乃愛はディパックからマンガ本を取り出して時人に手渡した。

時人は立ち上がると子供部屋に走り、
似たカバー絵のマンガ本を2冊持って出てきた。


「借りてたやつ。ありがとね!
3巻と4巻、夜読もうっと♪」
時人はご満悦の様子。




乃愛はニコニコしながら、
他の女子2人とクスクス笑っている。


ショートカットの活発そうな女子が「やったね、乃愛♪」と囁いたのを、
あたしは聞き逃さない。

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