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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第2章 後編
きちんとクラス&フルネームを書いている女子ばかりだった。


あたしは時人の文字に似せて、
返事を書いていく。


時人は優し過ぎるから、
キツく断れないんだわ。


だったらあたしがキツくはっきりダメって言わなくちゃ。


〔美憂ちゃんへ

死ねよブス、
気持ち悪いんだよ〕



〔明音ちゃんへ

コケた時、パンツ見えてたぞバーカ(笑)
あと、コケさせたの俺だからね〜〕


〔紗綾ちゃんへ


好きな子いるよ?
でも教えない。
めちゃくちゃ大人でキレイな子なんだ〜。
お前と違って〕




一つの便箋を手に取ると、『あっ』と思った。


〔時人くんへ

照れちゃうけど、私はずっと前から時人くんを好きでした。
クラスは違うけど……
優しくて明るい時人くんが大好きです。 乃愛〕



乃愛………あいつか。


あたしはワナワナと震える手で、
シャープペンを折った。

小さな丸い文字でそう書いてある。


あざとい。
丸文字だと可愛いと思ってんのかしら??
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