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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第2章 後編
ベッドから縺れるように降りると、窓の傍に引っ張られた。


「窓に手を着けて腰を振ってよ」


…………え…………


宏樹くんを見上げると、
興奮し過ぎているのか?
目がギラついてて怖い………


『何言ってるの………』

マンションの部屋は22階だし窓の外は空中だから、誰に見られることもないけれど。

ここは夫婦の寝室だ。


『……ね、宏樹くん。
落ち着いて……』

あたしは慌てる。

「旦那さんとはやってるんでしょ?
そういうことも」


『……や、やってないわ』したことは何度もあるけど。Nホテルの最上階スイートルームでも窓に手を着いてしたことは、ある。


「嘘だ。
俺だって気持ちは負けてないんだから………!」
そう言うと、
あたしを窓ガラスへと押し着けた。

『や、ちょっとやめてっ………』

無理やり窓に手のひらを着けて、
腰を突き出す格好にされた。
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