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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第2章 後編
―――翌日。
旦那を送り出したあと、
浮かない表情で玄関で靴を履いている時人にあたしは元気な声を掛けた。
『時人〜。
大丈夫だよ!時人が何もしてないんだし……
直ぐに収まるわ。
ママが保証する!
パパもママも、みんな時人の味方だからね』
時人ははあ〜っと溜め息を吐いている。
「行ってきま〜す…」
やはり浮かない。
あたしは時人が出て行くと、
昨日から考えていた〔ある策〕を実行しようとリビングのPCにかじりついた。
PCサイトに接続し、
『メンズ小物』『メンズファッション』を次々閲覧する。
黒っぽい帽子・
ワイシャツ。
黒いジャケット………
Sサイズのそれらを購入した。
即日配達ボタンを押す。
そして、
PC画面でメッセージ文章を作成した。
印刷ボタンをクリックした。
A4サイズの紙切れが印刷されて、
プリンターから出てきた。
あたしは目を通すと『これでいいわ♪』
と予定が上手く行くように願う。
時人を守るために、
あたしはこの案を実行するわ―――――
『あら、
もうこんな時間!
Nホテル行かなくちゃ』
あたしはシフォンワンピースに着替えるとマンションを出た。
日傘を差して歩き、区バスに乗った。
旦那を送り出したあと、
浮かない表情で玄関で靴を履いている時人にあたしは元気な声を掛けた。
『時人〜。
大丈夫だよ!時人が何もしてないんだし……
直ぐに収まるわ。
ママが保証する!
パパもママも、みんな時人の味方だからね』
時人ははあ〜っと溜め息を吐いている。
「行ってきま〜す…」
やはり浮かない。
あたしは時人が出て行くと、
昨日から考えていた〔ある策〕を実行しようとリビングのPCにかじりついた。
PCサイトに接続し、
『メンズ小物』『メンズファッション』を次々閲覧する。
黒っぽい帽子・
ワイシャツ。
黒いジャケット………
Sサイズのそれらを購入した。
即日配達ボタンを押す。
そして、
PC画面でメッセージ文章を作成した。
印刷ボタンをクリックした。
A4サイズの紙切れが印刷されて、
プリンターから出てきた。
あたしは目を通すと『これでいいわ♪』
と予定が上手く行くように願う。
時人を守るために、
あたしはこの案を実行するわ―――――
『あら、
もうこんな時間!
Nホテル行かなくちゃ』
あたしはシフォンワンピースに着替えるとマンションを出た。
日傘を差して歩き、区バスに乗った。