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凍える月~吉之助の恋~
第8章 第三話 【初戀】 二 
お絹はお市が帰ったのを見送ったその足で太吉の住まいを訪ねた。陽太は遅い昼飯の最中だった。
 お絹は京屋の娘お市が来たこと、お市から聞いた話の一部始終を伝えた。陽太は瞬きもせず、お絹の話を聞いていた。すべてを話し終えても、その顔には何の表情の変化もない。
 昔の陽太なら怒ったり泣いたり笑ったり―、風車のようにくるくると表情が変わったのにと、お絹は今更ながら変わってしまった陽太を哀しい想いで見つめた。お絹の前で泣きじゃくったときの感情の高ぶりがまるで嘘のようだった。
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