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凍える月~吉之助の恋~
第10章 第四話  【はまなすの子守唄】 一
 留七は人の好さそうな顔を歪ませた。
「済まねえ。あいつが―お縞がとんでもねえことをしでかしちまった」
 既に女房ではないと口では言いながら、留七がお縞の身をいまだに案じていることが伝わってきた。お絹は首を振った。
「いいえ、わざわざ言いにくいことを話しに来て下さって、ありがとうございます。お彩が見つかるかどうかは判りませんけれど、亭主の言うとおり、私どもは玄武に参ります」
 頭を下げたお絹に向かって、留七は言った。
「お子さんが無事に見つかることを祈ってるよ。それと―」
 留七は一旦口ごもったが、続けた。
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