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凍える月~吉之助の恋~
第10章 第四話  【はまなすの子守唄】 一
「お前さん」
 お絹は伊八を見上げた。伊八がお絹を見て頷いた。
「今はできるだけのことをするしかねえ」
「はい」
 お絹の眼に新たな涙が湧く。そんなお絹を伊八が引き寄せた。だが、男の胸に頬を押し当てたお絹の心は烈しく揺れていた。
 岩倉拓馬が目撃したという女が稀なる美貌だと聞いた時、お絹は一瞬吉之助のことを思い浮かべたのだ。それは不思議な予感だった。お絹の腕の中で逝った吉之助は微笑さえ浮かべていた―。
「お絹?」
 伊八の声にふと現実に返る。
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