この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
凍える月~吉之助の恋~
第13章 第五話 【雪うさぎ】 弐
―この二人に二度と同じ過ちをさせてはならない!
 お絹は強く思った。
「先生、今、ここで奥様をお一人で行かせてしまったら、もう二度と逢えないかもしれないんですよ? 先生は、それでも良いんですか!?」
 一度は切れたはずの糸が実はずっと十年もの間つながっていて、今この瞬間に再び交わったのだ。その縁(えにし)の糸を大切にして欲しいと思わずにはおられなかった。
「奥様は明日、国にお帰りになるとおっしゃってました」
「―里絵」
 拓馬が突如として叫んだ。お絹が言い終わる前に、拓馬はもう長屋を飛び出していた。
/422ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ