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寝取られ妻
第9章 シーン9
 まだ、本当にあたしを他の男に抱かせる踏ん切りはついていないと感じてちょっと安心してついてきたけれど、もし北上さんなら一度プレイして初めて顔を合わせるわけではないし、厭なタイプの人ではないと分かっている。急に大輔がその気になる可能性はある。

 どうしよう。

 胸がどきどきして止まらなくなってくる。

 一度は覚悟を決めて、車の中で今日はそこまでは行かないと言われてちょっと安心して、そうしてまた不安になってきた。

 けれど、妄想のように北上さんのペニスを思い浮かべた時、絶対に厭だとは思わなかった。

 あたしはどうしたいんだろう。分からなくなってきた。

「車の中で、今日は最後までは考えてないからと言ったけれど、もし、北上さんが相手なら里菜はどうなんだ?」
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