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第9章 シーン9

「話は終わったけど、少し確認したい事あるから。」

　戻って来た大輔は今度はあたしを部屋の隅に連れて行った。

「全部オーケーなのだけれど、里菜の気持ちを聞きたいんだ。北上さんはあの美奈って子を俺に宛がってスワップするつもりでいるのだけれど、里菜が俺が他の女性と絡むのが厭ならそれはしたくないと言ってある。逆に美奈さんを含めて３人で里菜を感じさせるほうが良いと思って、里菜の気持ちを聞くことにしたんだ。」

「それは３人がかりであたしを責めると言う事。」

「そう言う事だ。」

「あたしはどっちでも良いわよ。それに大輔さんだって我慢できなくなるだろうから、里菜さんとしても良いよ。あたしは平気だから。」

　平気ではない。

　平気ではないけれど、自分が他の男に犯されてそれを大輔が見て興奮するだけではかわいそうだと思う。